攻殻機動隊 stand alone complex season1

購入したDVDで『攻殻機動隊 stand alone complex season1』を観照。

フランス語と日本語が入っているDVDコンプリート版でiMac(Mid,2011)のsuperdriveで拝見しました。

21.5インチ画面一杯で視るのと、iPad Proの画面では大違いです。

auビデオパスでiPad Proで視聴した時は、iPad Proの画面の上下が更に削られてました。

個人的な見解ですが、auビデオパスを始め、月額制のプランは、レンタルと同じだと思ってます。

何度も見返す場合は、やはりDVDや本、iTunesなどで媒体を購入させて頂き、正しく身銭を切ることでしか見えて来ない「何か」があります。

「贈与と返礼のルール」に身を投じ、コミットメントさせて頂く事で監督や作者、製作者がより注意深く神経を注いで込められた思念をより多く感応できると確信してます。

今回のDVD版は、オペラの幕間劇の様に、「タチコマの日々」と言う面白エピソードが挿入されていて、より親密に、別の視点から、俯瞰的に攻殻機動隊を味わう事が出来ました。

以前所有していた「イノセンス」や「パトレイバー」のDVDでは、制作に関する技術的な事や、より細部を味わう為の豆知識的なものが入ってました。

小説家の全集に付加されている書簡や解説と同じで、より多角的に多層的に作品と接することが出来るのでとても嬉しいです。

綿密な伏線とその回収。

マクガフィンとその応用。

世界観とキャラクターが作者の手を離れて語り出す、動き出すその様が、本物の作品の中に息づいてます。

オリジナルとは何か。

生命は、何かに触れる事で、影響を受け、模倣し、肉付けし、感応し、異化され状況を作り出す。

意識的に。無意識的に。

それは宇宙の意思なのか。

リセットボタンを押すのは、押したのは誰なのか。

人体臓器ネットワークは、個を超えて生命、万物の間で存在していると感じます。

全であり個、個であり全。

一即多。多即一。

自己と他者を分かつものは明確ではないのではないか。

stand alone complexとは角も言うべしと改めて確信しました。

風邪が回復しましたら、シーズン2もじっくり拝見させて頂こうと思います。

間主観性。エゴとイド。オートポイエーシス。

永劫回帰という謎、自問自答をどの様に受け入れ、自壊せずに生き延びて、何をする為に存在するのか。

我々は何処から来て、何処へ向かうのか。

此処ではない何処かへ。貴方でない誰かと。

此処かも知れない何処かへ。貴方かも知れない誰かと。

(鴻上尚史先生)

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