【読書】朝井リョウ著『何者』(新潮文庫刊)

朝井リョウさんを初めて知ったのは、加藤千恵さんと二人でパーソナリティーを務めていた「オールナイトニッポン0」(ニッポン放送)でした。

ラジオっ子の私は、やんごとなき事情から2013年からラジオだけの生活をしてました。

腰の痛みと膝の痛みもあり、夜中、眠れない時が多く、深夜ラジオをよく聴いてました。

もちろん今も痛みで眠れない時や聴きたいパーソナリティーのラジオは拝聴してます。

朝井リョウさんと加藤千恵さんの掛け合い漫才のようなテンポの良さと回転の速さ、ラジオが好きでラジオの可能性を追求してる姿勢がとても耳心地よかったです。

そして現在、「高橋みなみさんと朝井リョウさんのヨブンのこと」(文化放送)も大好きで拝聴してます。

「チームY」を自覚してます。ヾ(´∀`*)ノ

そんな訳で、朝井リョウさんの直木賞受賞作『何者』を拝読しました。

《やりたい事》と《やるべき事》

《理想》と《現実》

インターネットが一般的に定着し、スマートフォンからSNSに書き込み、「何者か」を演じ分けられる時代。

匿名として自己を分裂させることで、本音と建前の乖離を、オートポイエーシスを乗り切ろうとする若者たち。

《就活》と言う現実を前に、本音と建前の境界線が崩され、匿名性と思っていたインターネットの暗部に飲み込まれ、全てが白日の元に曝け出されていく。

演じ分けていたと思い込んでいた自分を暴かれる若者たちと、自分の愚かさを受け止めて、本音を出し切ろうと足搔く主人公の姿勢が、切実に、リアルに描かれてます。

本日の「津野米咲さんのKOIKIなポップロックパラダイス」にゲスト出演されていた朝井リョウさんが仕掛けたドッキリに、ラジオが好きで可能性を追求する朝井リョウさんの真骨頂を垣間見ました。

他の作品も拝読させていただこうと思います。

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