坂道AKB『誰のことを一番愛してる?』について想ふ【追記】

坂道AKB『誰のことを一番愛してる?』という曲を聴きこみ、色々と考えてます。

欅坂46のDVD「欅共和国2017」でこの曲を初めて観て聴いた時、ある種のメランコリックな切なさと共に、涙が自然と溢れて来ました。

同時に、過去のいろんな大切な人々の断片がフラッシュバックしました。

走馬灯の様に。

人が死ぬ時に見る様な。

「眼差しで聴いたのに・・・」

と平手友梨奈さんが、メンバーが、片目に手を当てて透視する様な仕草で周りをサーチする演技の時に、心の奥底まで見透かされた様な感覚を感得しました。

アムロ・レイのいう分かり合える感覚とちょっと違う、でも、自分が抑え込んでいた「何か」を誘い昇華してくれる様な感覚と言うべきか。

何だか、平手友梨奈さんが、「行方不明になる前の少佐」にダブって見えます。

全てを達観し、個を特定するために多くの必要な要素を求めて彷徨っている様な。

そんな全てをリセットして、霊的な存在へと、上部構造へと移行しようとしているかの様な。

◉「攻殻機動隊シリーズ名台詞」NAVERまとめ
https://matome.naver.jp/odai/2136041394225560001
「人間が人間であるための部品が決して少なくないように、自分が自分であるためには、驚くほど多くのものが必要なのよ。他人を隔てる為の顔、それと意識しない声、目覚めの時に見つめる掌、幼かった頃の記憶、未来の予感・・・それだけじゃないわ。私の電脳がアクセスできる膨大な情報やネットの広がり、それら全てが<私>の一部であり、<私>という意識そのものを生み出し・・・そして、同時に<私>をある限界に制約しつづける。
草薙素子(GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊)

たとえ想像上であれ、誰かを殺す必要はない。としか言えない。

「僕らの責任は想像力の中から始まる。
イェーツは書いている。」
(村上春樹先生『海辺のカフカ』より)


絶望の中に希望がある様に、物事にはおしなべて、「良い面」と「悪い面」があり、そのどちらを見つめるか。その両方をまとめて引き受けられるか。

個であり全、全であり個
宮崎駿著『風の谷のナウシカ・トルメキア戦役編』
一即多、多即一
杉浦康平先生

世の中の全てを善と悪の二元論に還元することは出来ない。白から黒のグレーのグラデーションの狭間で我々は日々、反証しながら徳を積み生きている。

肉体と精神を保ったまま、上部構造へ移行する段階まで、我々は一歩ずつ、直観を頼りに、分かり合える人と分かり合う努力をし続けていくしかないのだと、改めて思います。

孤独に歩め、悪をなさず、求めるところは少なく、
林の中の象のように

釈迦

生き急ぐのは危険。

重要なのは答えではなく、疑問を抱き続けること。謎を謎として受け止め、常に開いた状態にしておくこと。

絶えず反証し、問いかけ続けることで、疑問が新たな何かを引き寄せる。

二律背反のオートポイエーシスは、成長するために必要なものであると、内田樹先生は名著『最後の授業』の中で確信を持って話されています。

オドルンダヨ。オンガクノナリツヅケテイルカギリ。
村上春樹先生『ダンス・ダンス・ダンス』

善き人々の交信してくる「声」を聞き分け、チャンネルを合わせ、直観を頼りにバランスを保ちながら、オートポイエーシスを乗り越えていくことで、成長し続けられる。

好奇心と探究心を失わずにいれば、大切な何かを失うことなく、最後まで、他者の痛みと交感し共鳴することでいつまでも純粋な魂を保ち続けられると信じて生きていくしかないのだと、改めて思うのでした。

平手友梨奈さんの魂よ、何処へいく?

良い方向に導かれるよう祈ってます。

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