【読書】村上春樹先生著『騎士団長殺し〜第1部頼れるイデア編』上下巻(新潮文庫刊)

少しずつ精読し、読み込み咀嚼しながらようやく読了しました。

【読書】村上春樹先生著『騎士団長殺し〜第1部頼れるイデア編』上下巻(新潮文庫刊)
ちょうど2年前に新刊で発売されましたが、予算の都合で読めていませんでした。

しかし、第1部を精読させて頂いた所、「今、私が読む時だったのだ」と確信できました。

この本には、私に宛てて発せられているパーソナルな生のヴォイスが存在していて、確かにその「生のヴォイス」を受け取りました。

とても切実に、心の痛みを共有する事が出来ました。

2011年2月に、善福寺から今の高円寺に戻って、一人でもう一度始めようと決意しこれまで色々巻き込まれながら、示唆され導かれながら、ここまで辿り着いた私の心の奥底に共鳴し、倍音を奏でて下さいました。

2年前ではまだ、心の準備が出来ていなかったと思います。

ようやく私も自分の運命とやらと真っ当に、誠実に、公正に、取っ組み合いながら写真家として生きていく決意を固めた所に、この村上春樹先生の名著『騎士団長殺し』を精読する事で、自分の立ち位置と佇まい、志を、俯瞰的に振り返る事が出来ました。

有難うございます。

オペラ「ドン・ジョバンニ」も大好きで、安川智子先生にオススメして頂いた名盤DVDに加え、新国立劇場で観劇した新制作「椿姫」の演出家の「ドン・ジョバンニ」DVDも以前何度も繰り返し鑑賞しており、騎士団長について、ありありと想像出来ました。

換骨奪胎。

ここにはギャツビーの香りが漂い、マーロウとテリー・レノックスの面影も感じられます。

この先第2部でどう展開されていくのか、間も無く発売される第2部を心待ちにして、待ちたいと思います。

「待つこと」の重要性。

村上春樹先生は、いつも、私のリアルタイムな現実と想像の境界を多様な角度から眺めるのに素晴らしいタイミングで著書や訳書、エッセイなどを出して下さり、1つのパーソナルなカンガルー通信として役立ってます。

有難うございます。

お勧めです。

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