「日本カメラ」2019年3月号(日本カメラ社刊)

アマゾンで注文しても、予定日を超えても届かず、「発送が遅れてます」とメールだけ。

結局1週間待ってもまた遅れる気配濃厚だったので、去年の一件もあり(アマゾンが全面的に謝罪したけど民事訴訟手続をしようと思えば出来ますが)アマゾンとは縁切りをし、いつも購入させて頂いている近所のブックス オオトリさんで購入。

無事に手に入って良かったです。

「日本カメラ」2019年3月号(日本カメラ社刊)

やはり今回も瀬戸正人先生が追走されている「深瀬昌久伝」が一番心に沁みました。

深瀬昌久先生の佇まいや姿勢などが目に浮かぶような愛に溢れた素敵な描写で、深瀬昌久先生と瀬戸正人先生の関係性の深みが感じられます。

いつか一冊の本にして頂けると嬉しいです。

最近、瀬戸正人先生の名著「アジア家族物語〜トオイと正人」(角川ソフィア文庫刊)を取り戻しました。

やんごとなき事情で手放してしまいましたが、ようやく取り戻せました。

少し拝読させて頂きましたが、やはり情景が目に浮かぶ素敵な文章で、引き込まれました。

じっくり精読したいと思います。

【写真集】「大津波襲来〜石巻地方の記録」(三陸河北新報社刊)

こちらも事あるごとに拝見し、かけがえのない日常の大切さを失わないように、初心を忘れないように、襟を正しています。

「大津波襲来〜石巻地方の記録」(三陸河北新報社刊)

自然の恐ろしさを畏怖と同時に感じながら、自然の大切さをも忘れないよう、様々な皆様のかけがえのない日常の記憶を想像し、胸に刻みます。

膨大な歴史の中に翻弄されながらも、かけがえのない日常を懸命に誠実に生きて行くことの大切さと尊さを感じながら、改めて、亡くなられた皆様のご冥福をお祈りし、被災された皆様の1日も早い心の復興をお祈りしています。

記憶に留め、忘れない、忘れてはいけないものが、あるのだと、改めて痛感します。

【写真集】「ふるさと石巻の記憶」(三陸河北新報社刊)

毎年、何度も何度も事あるごとに拝見してます。

初心を忘れない為に。

原点回帰。

震災前と震災後の石巻地方の空撮された写真がA3サイズ一杯に写っています。

見開きで、震災前と震災後が見える事で、震災と津波の、自然の凄まじさを感じます。

同時に、そこにあった掛け替えのない日常を想い、追想し、震災に遭われた皆様の痛みを想い、1日も早い心の復興をお祈りしています。

東日本大震災から8年。

復興はまだ道半ばですが、東京にいますと、昨年の北海道胆振東部地震すらも様々な情報の中に埋もれていってしまいそうな感覚に襲われます。

忘れてはいけない事が、この世にはある。

大切な事は忘れない。

改めて、初心に還らせてくれました。

ありがとう御座います。

改めて、東日本大震災で亡くなられた皆様のご冥福をお祈りします。

東日本大震災で被災された皆様の1日も早い心の復興をお祈りしています。

【写真集】鈴木清写真展「百の階梯、千の来歴」

恩師である故鈴木清先生の写真展の図録。

鈴木清写真展「百の階梯、千の来歴」
お亡くなりになった後、東京国立近代美術館で回顧展的に開催されました。

過去に自費出版された写真集や写真展案を含め、手仕事でイメージを想像されてきた鈴木清先生の世界観を俯瞰する内容となってます。

この図録をめくる度に、鈴木清先生とのあれこれを思い出し、初めて「写真家」とはこういう人の事を言うのだと、背中で、その手仕事で、立ち居振る舞いで、教えて下さいました。

個人的には、研究科時代に、鈴木清先生が「デュラスの領土」のダミーを耐えず持ち歩いていて、日々、ダミーを更新し続けていたのを間近で見ることが出来、その写真に賭ける情熱や姿勢から多大な影響を受けました。

ありがとうございます。

その意思を受け継ぎ、一歩ずつ精進してまいります。

【写真集】小原里美さん「SWEDEN」

2011年11月に東日本大震災の復興を応援するグループ展に参加させて頂きました。

あの時は本当にありがとうございました。

その時の代表である小原里美さんの写真集「SWEDEN」です。

この写真集もまた、やんごとなき事情によりまして、何度も手放しては、取り戻しの繰り返しでした。

ご姉妹がSWEDENに嫁いでいらっしゃるそうで、定期的にスウェーデンに伺い撮り溜め、何度も写真展をし、満を持して写真集にされた傑作です。

ページを捲る度にまだ見ぬスウェーデンを心の中で旅をし、そこで出会ったあらゆる事物と心を交わし、追憶の中に小原里美さんのスウェーデンに対する愛情の眼差しを感じます。

観ていてスウェーデンの精神を感得出来ます。

今回、さるルートから入手でき、ようやく取り戻せました。

もう二度と写真集手放しません。

【写真集】FOIL No.1「no war」(川内倫子、奈良美智両氏)

やんごとなき事情により、何度も手放しては取り戻しての繰り返しでしたが、ようやく取り戻しました。

無事に郵便で到着。

ありがとうございます。

当時、リトル・モアの社長だった竹井正和社長が「自分が本当に作りたいものを」と、大きくなったリトル・モアで立ち上げた雑誌FOILの第1冊目。

その後、竹井正和社長はリトル・モアから分離してFOILを立ち上げ、現在に至ります。

その原点が詰まった、とても貴重なFOIL No.1「no war」(川内倫子、奈良美智両氏)

アフガンの惨状を耳にし、竹井社長が川内倫子さんと奈良美智先生をガードしながら、アフガンを巡り、アフガンの日常を、人間の心そのものを活写し絵に描き編集し、纏めた名作です。

悲惨さを切り取るのでもなく、戦場カメラマンの様な現場の実況でもなく、

ただ、アフガンの人々の日常を、アフガンの人々の心を、心の交感を通して感じ取ったアフガンそのものをこの一冊に纏められています。

苦しみや悲しみを誇張するのではなく、ありのままのアフガンに生きる人々の心そのものであり、我々と変わらない、日常を精一杯楽しんで生きている様が、お二人の目を通して体現された関係性があるがままに溢れてます。

低きに流れることなく、人の革新を、人と人が分かり合えるという精神を信じている人々によって紡ぎあげられた名著です。

じっくり堪能させていただきます。

写真関連書棚の引越し

ブログ類はこちらに統一することにしました。

ここには、写真関連の蔵書や好きな本をメモとともに記憶しておく本棚ということで、更新してゆく所存です。もう2度と手放さない、厳選された本だけを残しました。そしてこれからも厳選して本を購入させて頂く所存です。

2017年4月8日坂倉恒

2018年12月17日更新

◉ロバート・フランク先生『COME AGAIN!』(Steidl刊)

2011年頃、リトル・モアの加藤基先生に写真を見て頂きました。

その時、私の写真をじっくり見て頂いた後、ロバート・フランク先生の名著『come again』(Steidl刊)を紹介して下さいました。

当時、ロバート・フランク先生の他の名著はいくつか購入させて頂き、何度も観照させて頂いてましたが、この『come again』(Steidl刊)は未見で知りませんでした。

どの様な経緯でこの本をロバート・フランク先生が作られたか、どんな想いでこの本を作られたか。この本に何を託して出版したのか。

加藤基先生が色々とご教授して下さいました。

そこで、加藤基先生から有形無形にご教授頂き、私の写真作品をどの様に形にして、何を託すのか。

その形への仕方や、想いの託し方など、貴重で最も重要な事を意識的にも無意識的にもご教授頂きました。

本当にありがとうございます。

そこで、私が、これから発表するであろう作品の本質を、コツンと手探りで確信した鉱脈から、それを、歴史の、その場所に関わった多くの皆様、多くの生命、存在の意志を託すやり方を試行錯誤する方向へと舵を切りました。

そしてようやく、

「その時期が来た」

と感じます。

ここから試行錯誤しつつ、切実な、スピンの繋がりを意識しながら、時空と次元を超えて共鳴し倍音を奏でる何かの響きを、魂の叫びを、形にすべく精進して参ります。

まずは、このHPで試行錯誤しつつ、段階的に、形にして次代へ託せるものへと昇華出来るよう精進します。

Amazonの商品説明が、とても分かりやすいので、引用させて頂きます。

◉AmazonHP:https://www.amazon.co.jp/Robert-Frank-Come-Again/dp/3865212611

Robert Frank: Come Again (英語) ペーパーバック – 2006/11/15」

1991年11月、ロバート・フランクはレバノン内戦(1975-1990)で荒廃した市街の撮影を委嘱され、ベイルートへと赴いた。そこで彼が撮影した写真の多くは、行動を共にした5人の写真家の作品とともに、1992年にEditions du Cypres社が刊行した『Beirut City Centre』で発表された。その際に委嘱された仕事とは別に、フランクはベイルートとその周辺をポラロイド写真に収めていたのだが、帰国後、その写真はスタジオにしまいこまれたままになっていた。長い年月を経てようやく、フランクはふたたびその写真に注目する。そして、そのポラロイドを使って、スケッチブック1冊分のコラージュ作品を作り上げた。『Come Again』は、そのコラージュを複製した写真集。フランクは近年、ポラロイドにほぼ全精力を注ぎ、ポラロイド写真を使ったコラージュやアッサンブラージュの可能性を追求している。ポラロイド部分にのみワニスをかけ、4色のつや消しインクで印刷された縫製ソフトカバー仕立ての『Come Again』は、フランクの初期のポラロイド実験に光を当てた、まったく目新しいアーティストブックだ。

2018年12月4日更新

◉森山大道先生『NAKAJI』

暇があれば何度も何度も頁を捲って眺めてます。

最初からじっくりと観照することもあれば、ペラペラしながら、ふと目に留まった頁を開いて、じっくりと観照することもあります。

ここには、安井仲治先生への追憶と同時に、森山大道先生の世界へのオマージュでもあります。

世界の良い面も悪い面も全てひっくるめて受け止め、視て、観察して、考えている。

世界の成り立ちを。

世界の仕組みを。

己の来し方行く末を。

大道先生が問いかけた生命、万物への謎への探究心が、そこここから垣間見えます。

名作です。

この名作を観照させて頂く度に居住まいを正して、己を律して、自立し、自律して、世界と向き合って行こうと決意を新たに問い直すことが出来ます。

2018年7月3日更新

◉デジタル暗室関連の書籍を買い戻しました。

写真作家として、精進します。

2018年3月7日(水)更新

◉「ソニーの本屋 Reader Store」と鴻上尚史先生の名著『不死身の特攻兵』と

我が愛機・SONY DSC-RX100(コードネーム:百式)をマイソニーに登録していると、SONYさんから色々な情報をメールで送って頂けます。

先日3月3日のCP+2018の情報もそうでした。

そして本日は、「ソニーの本屋 Reader Store」について案内メールが到着しましたので早速、登録して使ってみました。

ページ捲りも俊敏で、 iPad Pro も iPhone7 もどちらでも読み易いです。

そこで、鴻上尚史先生の名著で15万部を突破したベストセラー『不死身の特攻兵』を購入しました。

本日も『鴻上尚史先生のオールナイトニッポン・プレミアム』を拝聴し、鴻上尚史先生の懐の深さを感じ入りました。

じっくりと味読させて頂きます。

2017年5月11日(木)更新

◉『大津波来襲・東日本大震災 ふるさと石巻の記憶〜空撮 3・11その前・その後』(三陸河北新報社刊)

月命日の今日、忘れてはいけない記憶として、このA3サイズの写真集を手の届くところに置いてます。何度も拝見し、その度ごとに胸が詰まる想いです。空撮で見ると、改めて津波の被害の甚大さと、人間の無力さ・儚さを痛感します。

熊本地震を始め、山火事や大火災も起き、鴨長明先生が『方丈記』に記事として書かれた時代と同じで、いろんなことが起こります。何があっても生き延びられる様、精神を鍛えて、邪悪な何かに近づかない様心掛けたいと思います。

2017年5月5日(金)更新

◉杉本博司先生の定本『歴史の歴史』(新素材研究所刊)

京都造形芸術大学・東京藝術学舎の短期講座『美術家・建築家・蒐集家・杉本博司先生』の授業にて、鈴木芳雄先生が、「この本は、杉本博司先生を知るための定本です」と話してらっしゃいました。

多くの著書や写真集が刊行されてますが、それらを加筆訂正増補などを行い、纏められ凝縮され決定的な内容となってます。

これまでの多くの著書を何度も拝読させていただき、写真集もいくつかじっくり観照させて頂き、いくつかの写真展にも伺わせて頂くことで、そして昨年の短期講座に参加させて頂いた事で、大分、杉本博司先生について、どこへ向かおうとしているのか、現在の立ち位置と方向性なども少しずつ深みを帯びて理解できました。

どの本を読んでも、この定本『歴史の歴史』に立ち還ります。

そして、杉本博司先生が予見した未来を、回避できる様、精進し、伝燈を受け継ぎ、自分なりの、「今、ここ」の切実さを付け加えて、次世代へと受け渡していける様、精進したいと思います。

2017年5月4日(木)更新

◉『北斎漫画』《1江戸百態篇》《2森羅万象篇》《3奇想天外篇》(青幻舎刊)

京都造形芸術大学・東京芸術学舎・外苑キャンパスの短期講座『日本人の好きなものは、全部浮世絵に書いてある』(全5回)の講義の予習として購入しました。浦上満先生が監修されており、執筆もされてます。とてもコンパクトですが、北斎先生が魂を吹き込み、生き生きとした人々が、まるで本当に、生きているかの様です。或いは、様々な妖怪や物の怪も、実際に存在していて、ある入り口を通過した妖怪などを目の前に見ているかの様に、魂が吹きこめられてます。

北斎先生の画力の凄まじさと、極地への飽く無き探究心と知的好奇心が感じられ、見返すたびに、謙虚で無知の知を知り、飽く無き探究心と知的好奇心を持って世界を眺めれば、その生き様こそが、表現する何かを呼び込み、降ってくるのだと、改めて確信し、襟を正し心を開いて、悪を退け、無我の境地へ行くのに必要なものだと確信してます。

2017年5月1日(月)更新

◉林綾野先生/絵:たんふるたん共著『ぼくはクロード・モネ』(講談社刊)

クロード・モネ先生の生涯をとても分かり易く、かつ奥深く、丁寧に現地の空気を吸い、モネ先生の生き様を感じ取り、その場所のアウラを纏った林綾乃先生の言霊がモネ先生の生き様を言葉にならない「何か」として、場のアウラをそのまま閉じ込めた様な素敵な絵本でした。

京都造形芸術大学・東京藝術学舎の短期講座で2度目の講義でした。改めて林綾乃先生の造詣の深さ、知識の豊富さ、バイタリティー溢れる様が感じられました。

素敵な本をありがとうございます。大人が読んで楽しい本は、子供は知らぬ間に感じ取って読んでしまうと思います。パーソナルな経験ですが。それでも、そういう子供はいつの時代も、一定数の割合で存在し、大人になっても無知の知を知り、だからこそ、もっと知りたいと、知的好奇心と探究心を持って大海原へと進んでいくのだと改めてこの本を読んで、思いました。

2017年4月30日(日)更新

◉飯村隆彦編/オノ・ヨーコ先生著『ただの私(あたし)』(講談社文庫刊)

小山登美夫ギャラリーさんに置いてあり、オススメだと感じ、書店で購入。オノ・ヨーコ先生がどのように生き延び、悪意の魔の手から逃れつつ、己の中にある切実な「何か」を形にして来たか。その戦いの記録であり、思い出の記録です。

名著です。これによって、オノ・ヨーコ先生が音楽もやっていたと知りました。

iTunesでオノ・ヨーコ先生の『Every Man Has a Woman Who Loves Him』を購入し拝聴してます。名曲です。

2017年4月29日(土)更新

◉矢代勝也著『岩佐又兵衛作品集〜MOA美術館所蔵全作品』(東京美術刊)

岩佐又兵衛先生の絵巻が全部掲載されていて、しかも重要な部分は拡大されてます。

  • 山中常盤物語絵巻
  • 浄瑠璃物語絵巻
  • 堀江物語絵巻
  • 故事人物画・物語絵

粗筋に解説、そしてそれぞれの場面の下にその場面のテロップ、詞書と、まるで映画やアニメを見てるかの様に絵巻が展開していく様が、ダイレクトに伝わります。

今まで、画集や初心者向け日本美術史とかで、一部だけを拝見したりしてましたが、やはり絵巻は全部通して見ることで、流れの中にある命を感じ取ることができます。

「至る所に命の流れを感じること」

読破した本に書かれてた大切な言葉ですが、とても大切なことを捉えてると思います。万物に神が宿る。その思想の根底にあるのが、この「至る所に命の流れをかんじること」なのだと確信してます。

岩佐又兵衛先生の生涯も詳しく書かれており、これ一冊で、岩佐又兵衛先生がどういう人柄で、これらの絵巻に、何を込めて、伝燈として受け継ぎ、受け渡してくださったのかが、感じられます。お勧めです。

2017年4月27日(木)更新

◉田中一光先生/小池一子先生共著『JAPANESE COLORING』(リブロ刊)

日本の色彩を、日本を象徴するモチーフや精神を視覚化したものの集合。

  • 紅白
  • 黄金
  • 多彩

と分けて、それぞれに相応しい、まだ日本に残る色彩の精神を具象化し、区分けし、命名されてます。

田中一光先生のエッセイ「赤に対する白と黒」も、小池一子先生の図版解説も、とても分かり易い言葉で、奥深い日本の色彩に対する精神性を炙り出してます。

そして、一倍最初にある芳賀徹先生のエッセイ『徳川日本の色とデザイン』がとても秀逸で、改めて日本人が色に託した精神性を和歌とともに掬い上げ、そこにある江戸好みや粋な身と心の振る舞い、「在るがまま」の具現化を試みた名エッセイです。

京都造形芸術大学・東京藝術学舎での短期講座「美術家・建築家・蒐集家・杉本博司先生」の講義で小池一子先生に薫陶を受けさせて頂きましたが、その前に予習としてこの本も見つけ、観照し熟読させて頂きました。

小池一子先生の根幹が、伝燈の中にある「粋」で「在るがまま」の精神性を受け継いで、そこに小池一子先生の生き様を付与し、次の世代である我々に受け渡して頂いた感覚があります。

小池一子先生から預かりました伝燈を咀嚼し、心の奥底の襞の隅々にまで浸透させ、阿頼耶識に種子として薫習し、そこから「今」を生きる切実な何かを、滲み出てくる何かを付与し、形にし、次の世代へとリレー出来る様、日々精進して参ります。

ありがとうございます。

2017年4月26日(水)更新

◉菅木志雄先生著『SITUATED LATENCY』(MO+/HeHe刊)

菅木志雄先生がMO+で個展をされた時の図録。HeHeさんが編集デザインされていて、とても素敵な図録となってます。

これまでの菅木志雄先生の軌跡を辿るために、魂の追憶をするために必携の一冊です。

菅木志雄先生の思案ノートも掲載されていて、菅木志雄先生の作品が、磁場のアウラが、そこに介入させた事物をどのように認識し、変容し、受け入れていくか。

その磁場の蠢く様の思念が垣間見られます。

菅木志雄先生の著書や作品集には、先生の論考が掲載されていて、とても奥深く、この、混迷のテロの時代に必要な論考だと確信してます。

我々は、世界中の我々は、磁場に現れる「何か」に混迷を極め、思い込みや勘違いを引き起こされていて、その結果、因縁や業因の種が芽生え、思惑や妄執に取り憑かれ、何が正しいのか、見えなくなっています。

その結果、今、極度の緊張感を孕んだ磁場のアウラが出現していて、バランスが、動的平衡が崩れかかっています。

菅木志雄先生の論考を、作品を、もう一度丁寧に観察し、そこに見出される発見とアウラの変容を見逃さない様にそっと掬い上げる様に世界をその眼差しで、天使の、無我の境地の眼差しで眺める事で、世界のバランスが回復していく様に思われます。

妄執を捨て去る事。それこそ白洲正子先生の「お能の本質」であり、そこでさっと断ち切れるかどうか。

芸術とは、知見であり予見でもあり、次元を超えた何かの存在と、菅木志雄先生はもうずっと以前から関わり合い、取っ組み合い、どう関係性を結べるか、試行錯誤されてこられました。

その軌跡を辿らせて頂く事で、「今」を生きる我々の切実な願いや思念を具現化する事で、バランスがとれ、センチネルとしての責務を果たせるのではないか、と感じてます。

それぞれの持ち場で、何をすべきか。

村上春樹先生がその著書に記してきました様に、もうすでに、今の時代は、「悪をなさない」だけではダメなのだと確信してます。どのように、センチネルとしてコミットし、それぞれの持ち場で浄化させ新生させられるか。

「存在とは別の仕方で」存在する何かとどのようにコミュニケーションを取れるか。

それほど、世界は逼迫し、切実さを、覚悟を必要としていると感じます。

2017年4月25日(火)更新

◉奈良美智先生/川内倫子さん/FOILさん共著『FOIL no war vol.1』(リトル・モア刊)

現FOILの竹井正和社長がリトル・モア時代に作った本です。ここからFOILという雑誌を刊行し続け、リトル・モアから分離・独立し、今に至ります。

リトル・モアが大きくなり、たくさんの、多様なニーズに応えるべく手広くなったことで、武井正和社長は、原点回帰を模索し、リトル・モアさんの中で『FOIL』という雑誌を立ち上げ、武井社長が本当に作りたい雑誌を目指し、『FOIL』と言うレーベルで刊行し続け、その後、『FOIL』と共に、武井正和社長は独立されました。

とても素敵な社長で、義理人情に深く、まるで江戸時代の蔦重こと蔦屋重三郎先生の再来のような人格と精神を持った方です。何度かお目にかかり、一度お酒を飲ませて頂き、写真を見て頂きました。

その『FOIL』の原点であるこのアフガニスタンを撮影し、絵を描いた、奈良美智先生と川内倫子さん、そしてガードマン役の武井正和社長の三人でアフガンを周り、撮影し描いた絵がとても素晴らしく、編集の中村水絵さん(現在、独立されてHeHeさんで頑張ってらっしゃいます)のコンビで、否、FOILの皆さん全員の力で出来たこの本はとても素晴らしく、アフガンの本当の姿を物語ってます。

武井正和社長の著書で知ったはずですが、当時のアフガンの首相(トップ)が日本へ来た時、この『FOIL no war』を見て、「これこそ、真のアフガンだ。」と絶賛されたそうです。

それくらい、アフガンの皆さんの日常に混ざり、交歓し、天才的な巫覡の才能を発揮されて写真を撮り、絵を描き、まさに日常の儚さとかけがえのなさ、そこに住む人々の本当の笑顔に悲しみに耐えてる姿、それでも必死で頑張ってる姿、そんなアウラを奈良美智先生と川内倫子さんは、掬い取り、アフガンの人々の精神を、アウラを、形にしたものです。

だからこそ、真っ先に、この『FOIL』さんの原点を真っ先に探しました。

しかしなかなか巡り逢えず、ようやく手元に戻って来てくれました。

とっても嬉しく、やはりこの原点を忘れてはいけないと、初心を思い出し、日々精進しているところです。

2017年4月24日(月)更新

◉野村恵子さん写真集『DEEP SOUTH』(リトル・モア刊)

以前も持っていて、一度手放すことになりましたが、なんとか手に入りました。

沖縄の写真集の中で群を抜いてこれが一番素敵です。

きっと、痛々しく、切実で、なんとか生き抜こうと踠いてる、「楽園を追われたもの」だけが分かる「何か」が潜んでいます。

それでも、生きていこうと、覚悟を決めた人のアウラと、その人々が見つけた空間のアウラが共鳴し、私の魂を揺さぶるのだと思います。

以前、写真展を見せて頂いた時や写真集を拝見させて頂いた時には分からなかったものが、見えなかったものが、「何か」の息遣いが、今ではとっても強く感じられます。

もし今、もう一度沖縄を訪れたら、沖縄の素敵な友人に、今逢ったら、全く違う沖縄が、目に見えない何かが、聞こえない響きが交響し、もう一つの入り口を抜けた沖縄に巡り逢えるかも知れません。

そしてrandomにiTunesを流していたら、沖縄に半年いた時によく聞いたMISIAさんの唄が聴こえてきました。(あの時はMDウォークマンに電池パックつけてたのを覚えてます)

世界は、すべて、必然に仕組まれている。

その仕組みを知る手がかりの1つに、この写真集があると感じます。

そして、今のところ、沖縄に私がもう一度訪れる可能性は極めて低いと感じてます。

「何か」が、過ぎ去ってしまったから。

北谷の夕日の見える堤防の上で、オリオンビールを飲みながら、草臥れた身体と首からぶら下げた埃にまみれたマミヤ6と、足元には漕ぎすぎて悲鳴をあげてる13インチの折り畳み自転車が、物言わぬまま私を守護してくれていたのだなと、感じます。

夕日の落ちる海の中からダイビングのレッスンをしていた人たちが帰り始め、そんな夕日の光景を見にやってきた観光客もちらほらと。

あの北谷の夕日の沈む堤防に置いてきた「何か」が、私を塞き止めているのです。

次のステップへ。

まだ見ぬ「ここではないどこかへ」あるいは「ここかも知れないどこかへ」。

そして「あなたでない誰かと」或いは「あなたかも知れない誰かと」。

2017年4月23日(日)更新

◉森山大道先生写真集『実験室からの眺め』(河出書房新社刊)

森山大道先生の聖地巡礼であると同時に、我々観照者もこの写真集を観照させて頂くことで、一緒に追想させて頂く、聖地巡礼の旅でもあります。

この写真集は、他の写真集とは次元が違い、伝燈を受け継ぐために必要な儀礼的祭祀であり、キリスト教で言う「洗礼」に近いと感じます。

「師を見るのではなく、師が見ているものを見よ」

と。昔の偉人が仰ってましたが、大道先生の眼差しを通して、「かつて、そこに、いた」ニエプス先生の魂を感じ、音霊言霊を感じ取り、阿頼耶識に種子を薫習すること。ニエプス先生の息遣いや思索、魂の揺らぎを感じ取ると同時に、大道先生が感じ取ったニエプス先生の魂の揺らぎをも追想させて頂くという、いわば、時空や次元を超えて入れ子の中で次元を超えて追憶・追想させて頂く写真集なのです。

大道先生の様に、ニエプス先生の写真を部屋に飾ることはまだ叶いませんが、その代わりに、この写真集によっていつでもニエプス先生と大道先生の問いかけを感じ取り追想させて頂けるのです。

本当に、森山大道先生、ありがとうございます。

2017年4月22日(土)更新

◉束芋さん横浜美術館の図録『断面の世代』(青幻舎刊)

束芋さんの横浜美術館で開催された個展の図録。

残念ながら横浜美術館での束芋さんの個展を拝見することは叶いませんでしたが、ギャラリー小柳さんでこの図録と束芋さんのバッグを購入させて頂きました。

以前、DVDを購入させて頂き、世界各地での束芋さんの個展の内容とドキュメントを拝見させて頂き、手で1コマずつ描く束芋さんのこだわりの映像の切実なリアリティが、私の魂と共鳴し交響しました。それ以来、束芋さんのファンであります。

この図録もとても素敵に構成されていて、横浜美術館での個展を彷彿とさせながら、束芋さんの作品集としてとても貴重なものだと確信してます。

また必ずや束芋さんの個展を拝見させて頂きに参ります。

2017年4月21日(金)更新

◉企画・監修:ショーン・レノン氏/絵・文:オノ・ヨーコ先生『見えない花』(CHIMERA LIBRARY刊)

オノ・ヨーコ先生が小さい頃に書いた絵と文を、ショーン・レノン氏が見つけ、企画・監修した名著です。

ショーン・レノン氏の「父と一緒にこの編集作業をしたかった」という言葉に胸が詰まります。

とても素敵なお話で、「大切なものは目に見えない」という重要なメッセージを頂けるだけでなく、この時、既にジョン・レノン先生の登場を予見していたかのようで、「巡り逢いというのは、最初から決まっている」と感じました。

「見えない花」探しに、日々精進したいと思います。

それはきっと、魂を磨き、心の眼でしか見えないものだと確信しました。

2017年4月21日(金)更新

◉鈴木理策先生写真集『KUMANO』(光琳社出版刊)

鈴木理策先生の代表作。ロラン・バルトが「東京の中心はvoidだ」と言った皇居から始まり、何かに導かれるように、何かの徴を探すかのように、そこここを、まるで巡礼をするかのように撮影し、実家の熊野まで巡礼し、熊野の祭祀に参加し、「何か」と交信する記憶の記録。

ご実家が熊野の神社であり、導かれるように、何かと交わりあい、交信し、祭祀の中に神話を見出してます。

名作です。

2017年4月20日(木)更新

◉高砂淳二先生写真集『ASTRA』(小学館刊)

石巻出身の自然写真家・高砂淳二先生の写真集。コニカミノルタプラザにて写真展をされていた時、ご本人にお目にかかり購入させて頂きました。

とても素敵な方で、写真に全てが現れていらっしゃいます。

水中写真家として独立されたら、水中には入れない病気になったとお聞きしました。

そこから自然写真家の第一人者にまでなられた高砂淳二先生の類稀な才能と、色々あったであろうご苦労を考えると頭が下がります。

星に手が届きそうなくらい、とても素敵な写真ばかりで、写真展も素敵でした。

高砂淳二先生に善きことがありますように念願しております。

2017年4月19日(水)更新

◉小原里美さん写真集『SWEDEN』(蒼穹舎刊)

小原里美さんが何度もスウェーデンへ趣き、撮影した写真集。

ご姉妹がスウェーデンでご結婚されたそうで、そのご家族や友人も撮影されています。

そういう経緯があるのも1つの一因かと思いますが、小原さんの人柄が、スウェーデンに受け入れられ、人物もランドスケープも動物も小原さんを受け入れ交信し合って撮影されてるかの如く、自然で素敵な写真です。

旅行者の通過する眼差しとも違う、スウェーデンに受け入れられた小原さんの、パーソナルな眼差しが、私を、観照者を、パーソナルなスウェーデンに連れて行って下さいます。

スウェーデンの光と風が、様々な声やノイズが、とてもパーソナルに包み込んでくれます。

20011年の時は、本当にお世話になりました。

ますます素敵に写真が磨かれて行ってる様に感じます。

2017年4月18日(火)更新

◉栗生田弓著『写真をアートにした男〜石原悦郎先生とツァイト・フォト・サロン〜』(小学館刊)

亡くなられた石原悦郎先生の生涯をご本人から直接お話を聴いたり友人知人にお話を聴いたりして書かれた本。

石原悦郎先生の豪快かつ繊細な生き様が、器の大きさが、改めてありありと感じられます。

若かりし飯沢耕太郎先生らがツァイト・フォト・サロンに集まり、夜遅くまで写真論を戦わせ、互いに切磋琢磨し、今日の飯沢耕太郎先生の礎を築かれた話や、写真家に旅をさせたり、海外へ行かせたりして写真が売れなくても、絵画の売買の利益でツァイト・フォト・サロンを存続させてきた話に、自分の利益ではなく、日本の、世界の写真界を背負って立つ写真家や評論家を育てるために、一生を捧げた、そんな生き様に改めて尊敬の眼差しと共に、遅れてきたエマージング・アーティストとして、無念な思いも残ります。

何度かお話させて頂いたこともあり、最後の方では「私はもう歳だからね。新しい人を大きくするには時間が足りない。タカ・イシイギャラリーさんとかに行くといいよ。」と色々とアドバイスもして頂きました。

そして、2011年11月の震災前の東北・東日本の写真で復興を祈るグループ展に参加させて頂き、その時、作成したDMを直接もらって頂き、アドバイスも貰いました。

もっと、たくさんお話したかったです。ずっと忘れず、石原悦郎先生の教訓を胸に刻んで生きていこうと思います。

石原悦郎先生、本当に有難うございました。ご冥福をお祈りしております。

2017年4月17日(月)更新

◉『フィンセント・ファン・ゴッホ〜没後100年大回顧展の記録』〈《素描篇》、《油彩篇》全2巻函入り(同朋舎出版刊)〉

フィンセント・ファン・ゴッホ先生の没後100年大回顧展の図録を古書で購入しました。函入りで素描篇と油彩篇に分かれていて、重厚な作りなのに、お値段がとてもリーズナブルでした。

素描篇に書かれている文を読み、フィンセント・ファン・ゴッホ先生が素描に命を賭けて取り組み、自在に、素早く描ける様になってから油彩を極めんとしたその心意気が引用されたフィンセント・ファン・ゴッホ先生の手紙から溢れています。

系統的に、体系的に、時系列に並べられていて、それぞれに解説も書かれていて、フィンセント・ファン・ゴッホ先生の手紙の引用もあり、フィンセント・ファン・ゴッホ先生がどんな生き様を描いてきたか、その人生の音霊が、交響し、私の魂にシンクロし調和し、倍音を奏で共鳴して行きます。

私の好きな芸術家は、皆、苦労を重ね、それでも何とか踏みとどまり、世界に絶望しつつも、絶望の中に希望を見出し、生きることの意味を問いかけ続け、センチネルとしての生き様を全うしている人々ばかりなのだと、改めて確信できました。

何よりも私の尊敬する芸術家がシンクロし合い、遠く隔てられているのに、影響を及ぼし合い、交響している様を感じ、それが私にも伝燈として響いてきます。

フィンセント・ファン・ゴッホ先生の見方が変わった素敵な没後100年大回顧展の記録。素敵です。何度でも頁を捲り、絶望の中にある希望を信じて、無根拠の根拠を信じて、信念を貫き通し、生き抜いてやるべきことをやっていこうと、心を新たにしました。日々精進して参ります。

2017年4月16日(日)更新

◉尾仲浩二先生著『背高あわだち草 復刻版』(KAIDO BOOKS 刊)

尾仲浩二先生のあの名作、『背高あわだち草』が復刻版として蘇り、とても嬉しいです。

やはり処女作には、その後の展開のすべての芽が宿っていて、そこから発芽して発展してゆくのだと痛感してます。

尾仲浩二先生の当時の想いやあれやこれやも、そこに吹く風の歌も聞こえて来ます。

お勧めです。

2017年4月14日(金)更新

◉飯沢耕太郎先生著『深読み! 日本写真の超名作100』(ピエ・ブックス刊)

帯文に書かれた通り、選び抜かれた、どの写真家も自分の道をとことん突き詰めた人の、その中からさらに厳選した作品の放つアウラと写真力。

同時に、飯沢耕太郎先生の言葉も、限られた文字数で、突き詰めて、極めた文章力と文脈に託された熱い想いが伝わって来ます。

これを読むと、日本写真の歴史が、分かります。

先日、飯沢耕太郎先生の講演でお聞きしたのですが、全3巻の『日本写真史』を纏めてる最中だそうです。飯沢耕太郎先生のこれまでの集大成として、とても素敵な日本写真史が出来ると信じてます。とても楽しみです。

2017年4月14日(金)更新

◉瀬戸正人先生の名写真集『binran』(リトル・モア刊)

瀬戸正人先生の代表作。台湾のあちこちに存在する「binran」を売る女性たちのポートレート。そこには、車でやって来て、彼女たちから「binran」を買う人々との思い出や関係性も、この一葉一葉の写真のそこここに、場のアウラとして、「そこに、かつて、存在した」何かが、アウラの様に醸し出されてます。

「binran」を売る女性たちの妖艶さは、その場のアウラを身に纏い、巫女的な、導き手のような、存在として、昇華されている気がします。

2017年4月13日(木)更新

◉佐内正史さん写真集『Trouble in Mind』(マッチアンドカンパニー刊)

「佐内正史さんの原点」帯文の言葉通り、ここが原点であり、ここに、全てが詰まってます。その後の佐内さんの展開や深みに向かう全ての根幹が、そこここに芽吹いています。

佐内さんの写真集はどれも好きですが、これと「エヴァ」が飛び抜けて好きです。

はい。これは取り戻しましたが、「エヴァ」はまだ無理です。

必ずや、マッチアンドカンパニーさんから、町口覚さんから買わせて頂きたいと思います。

何度見ても、その度に新たな発見があります。

町口覚さんとのコンビによって、佐内さんの良い所を引き出していて、

「写真集とは何か」

と言ったいろんなことを問いかけて下さってます。

これももう2度と手放しませんヾ(´∀`*)ノ

2017年4月12日(水)更新

◉ウジェーヌ・アッジェ先生写真集『巴黎』(リブロポート刊)

アッジェ先生の写真はいろんな言葉で形容されています。

「殺人現場のよう」「眼差しの記録」などなど。

アッジェ先生が、それまでの写真を変え、ものとの間の交信のような、ものに宿る魂や精神を、その場に潜む「何か」の気配を、「そこに、かつて、存在した」何かの精神と交流し、撮影をすることの意義を問いかけました。

そのためには、巫覡として「存在とは別の仕方で」存在する何かと交信するためには、純粋無垢な存在になる必要があります。

だからこそ、アッジェ先生は、「画家のための下絵写真」と言ってました。

アッジェ先生はずっと挫折の人生を歩み、いろんな夢を諦め、写真を撮ることで金を稼ぐ様になります。

巴黎が大胆に大改革する必要に迫られ、だからこそ、巴黎が、アッジェ先生を選び、撮影させた、とも言えます。

才能とはギフトであり、神の様な何かから付与され、突然降ってくるもの。

同じ様にやっても、ある線を越えることはできない。ルビコン川を渡りきる事が出来るのは、純粋無垢になった選ばれしホメロスの末裔だけなのです。

アッジェ先生が立てた三脚の位置に、身を置いて、往時を感じ取ることはできる。しかし、同じ写真は撮ることはできない。

アッジェ先生に与えられた、使命だったのだと、膨大な写真を拝見させて頂くことで、改めて確信します。

アッジェ先生は「見て、観察して、考える」と言葉を残しました。

見るには視る=神の視線を感じ取り、交信する意味もあると確信してます。

そして考えること。問いかけ続けることこそ、信仰の証なのです。

人間は、問いかけ続け、絶えず己の行為を内省し続ける必要があり、それができたものだけが、純粋無垢な存在へと、魂磨きすることで近付いてゆく。

もっと良い紙に、いい状態で印刷された写真集もありますが、私はこのリブロポート版の膨大な量のアッジェ先生の写真集が一番だと思います。

だからこそ、この写真集を見つけ、買い戻しました。

いつ見ても、絶えず、問いかけが始まり、己の無知さを知り、純粋無垢に近付かんための精進を惜しまず、自分に妥協せず邁進したいと思い襟を正すことになります。

2017年4月11日(火)更新

◉蜷川実花さん写真集『Self-image』(マッチアンドカンパニー刊)

マッチアンドカンパニーの町口覚さん造本の写真集。蜷川実花さんとは原美術館の図録でもやられてますし、『Plant a Tree』という写真集も大好きでした。

残念ながら、『Plant a Tree』は、まだ取り戻せていません。

この『セルフ・イメージ』はとても切ない。90年台前半から最近までのセルフイメージを集めた写真集で、蜷川実花さんが、どう、世界の悪意と闘い、苦悩し、傷つけられ、それでも前を向いて、生きて行こうと決めた、決意と覚悟を示した写真集でもあります。「世界の悪意」に真っ向から対峙し、傷つけられ、それでも自律し、自立してたち続けているその様が、私の心を揺さぶられ、私の心の奥底にある同じような心の痛みが共鳴し、倍音を奏で私の魂を遊離魂感覚でいろんな場所に飛ばしてくれ、いろんな経験をもたらしてくれます。

そして、「世間の悪意」と闘っているのは自分一人ではないのだと、勇気付けられます。

作家とコマーシャルの両方を選び、なんとかバランスを維持しておられますが、だからこそ、余計にマスとして目立ってしまい、マスに潜む悪意の餌食にされている。それを引き受けて、立ち続けてる蜷川実花さんにエールを送ります。

逃げても追ってくる「世間の嫉妬と嘘と悪意」に死ぬまで向き合い続け、表現していくこと。それしか我々に残された道はないのだと、はっきりと示してくれてます。

死ぬまで「祖国なき独立戦争」(©︎鴻上尚史先生)は続くのです。

2017年4月10日(月)更新

◉WILLIAM KLEIN写真集『KLEIN』(aperture刊・1981年)

森山大道先生が最もインパクトを受け、それ以後、クライン先生を目指して己の生きる道を模索し、独自の境地を築いていきました。

ウィリアム・クライン先生の写真は、私も大好きで、インパクトを受けてます。

しかし、ウィリアム・クライン先生の写真集「New York」も「ローマ」も「モスクワ」も「東京」も「パリ」どれも高価で手が出せませんでした。

しかし、2012年にクライン先生の写真集「William Klein Contacts」と、DVD「ポリー・マグーお前は誰だ? Qui êtes-vous, Polly Maggoo ? (1966)」、「ミスターフリーダム Mr. Freedom (1969)」、「 モデルカップル Le Couple témoin (1977)」、「 モード・イン・フランス Mode in France (1984) 」、「イン&アウト・オブ・ファッション In and Out of Fashion (1998)」を購入し何度も拝聴させて頂きました。

また、銀座メゾンエルメスにて「 モハメド・アリ/ザ・グレーテスト 1964-74 Muhammad Ali, the Greatest (1969)」も鑑賞させて頂きました。

クライン先生の発想は、とても斬新で、最先端すぎて、発表当時よりも21世紀の今の方が、より切実に、サンス・オプチュ(鈍い痛み)をジワジワと心の琴線に投げかけ、問いかけて下さいます。

◇     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

楽園を追われ、何もかも失い、ようやく手にしたのが、今回の写真集WILLIAM KLEIN写真集『KLEIN』です。

いわば、いいとこ取りで、「New York」、「ローマ」、「モスクワ」、「東京」、「パリ」からセレクトした写真で構成されていて、クライン先生の軌跡を、生き様を追想することが出来ます。

クライン先生とも勝負できるくらいに、世界に爪痕を残さんと日々、精進して参ります。

2017年4月10日(月)更新

◉Richard Avedon and James Baldwin写真集
『nothing personal』(aperture刊・1964年)

若かりし森山大道先生と故・中平卓馬先生が二人で逗子の浜辺で眺めた青春の書だと知ってから、改めてこの本を取り戻しました。そのことを知らない時も、圧倒的な人間のパワー、意思、感情、そして愛情を感じてましたが、それに、若き森山大道先生と故・中平卓馬先生がこの本の頁を捲って熱く語ったであろう写真について、あれこれと想像してしまいます。白バックによる撮影から始まり、有名人から大統領、マルコムX、アメリカ最後の奴隷だった方の肖像など、そして最後に精神病棟の人々。。。

今、こうして全てを失いながらも生き延びた私には、アヴェドン先生がこの並びにした意味と情熱と意思と精神を強く認識し、想像します。

アヴェドン先生は一体どんな体験をし、生き延びたのか。

楽園を追われる前に見たときと、楽園を追われた後、生き延びて、「祖国なき独立戦争」(©︎鴻上尚史先生)を本気で始めた今では、この『nothing personal』の意味するところが大きく変わってより深く観照でき、深く理解でき、少しでも前よりアヴェドン先生の眼差しに近づけたと感じてます。

これもまた、2度と手放すことのない、大切な写真集です。

2017年4月9日(日)更新

◉森山大道先生写真集『写真よさようなら』(パワーショベル刊)

森山大道先生と言えば、この写真集を抜きに語れません。

そして身銭を切って手にしたものだけが、その写真集(あるいはCDやもの全て)に込められた精神的な何かを、命を賭けてその行為をされているものだけが持つ「何か」の極意を、味わうことができるのだと、気づかせて下さった写真集でもあります。

古い友人から一度贈られて見せて頂いた時と、その後、自分で買い直した時、そして、今三度身銭を切って買い戻した時では、写真集が語りかけてくるものの「何か」が、決定的に違う、という感覚を体感させて下さいました。

この写真集を、もう一度問い直し、解体し、己の中で血肉化して、再構築することから始まるのだと確信してます。

それでやっと、森山大道先生に、あの地点から見える景色を見る挑戦権をえられるのだとも確信してます。

震災前のデジタル写真のほとんどを失って、逆に良かったとも思ってます。

今撮っているデジタル写真は、全て、震災を経験した万物の教えに導かれて撮っているのだから。

森山大道先生、素敵な写真集を、極北まで私の魂を連れて行ってくださる写真集を残して下さり本当にありがとうございます。ここから始めます。

2017年4月9日(日)更新

◉Joel Meyerowitz先生写真集『Wild Flowers』(NYGS)

マッチアンドカンパニーの町口覚さんに教えて頂いた写真集。とても切なくメランコリックでありながらも一つの巨きな意思を感じます。

以前も教えて頂き購入させて頂いていたのですが、一度全てを失った時、手放してしまいました。もう2度と、手放さないと、心に誓ったのです。

私の根幹であり、ページを捲るたびに新たな発見があり、心が揺さぶられ、琴線に触れて遊離魂感覚を伴って、ナイアガラの滝の対岸から見たNYを思い、これまで出会い、別れてきた人々を思うのです。

町口覚さん、素敵な写真集を教えて下さり、ありがとうございます。

2017年4月9日(日)更新

◉杉本博司先生写真集『海景』(青幻舎刊)

杉本博司先生の代表作。しかも、全てが海景で海と空の地平線。

1つずつ丁寧に観照しながら、頁を捲っていくと、どんどん、太古の記憶の古層へと、深層意識の奥底で繋がっているのを感じます。

夜の海景もあり、様々な表情を持っていて、奥深さを感じ、自然と一体化する感覚を知覚し、人間の根源であり、内宇宙と外宇宙は一体であり個であり全なのだと痛感致します。お勧めです。

2017年4月8日(土)更新

◉坂倉恒写真集『hush-a-by 〜震災前の石巻の記憶〜』(私家版)
絶版しました

震災前の石巻の写真で構成された写真集。2012年7月31日と8月1日の石巻川開き祭りのイベントの1つとして、実行委員会の認可を受け、写真展をさせて頂きました。

その際、石巻の皆様に貰って頂こうと思い立ち、石巻で作り、貰って頂きました。

今も東京を始め、あちこちで、ぜひこの方に見て頂きたい、貰って頂きたいと思う方に貰って頂いてます。

不正のない公正な復興が石巻を始め東北の皆様の日常を取り戻す礎となりますよう、祈念致しております。

©️写真家・坂倉恒によって管理されています。

©️1995~2019 sakakura hisashi All rights reserved.

所作・儀礼・遊戯・行事・作法

人は無意識に、意識的に、作法や所作を学んで行く。

伝燈の中にある無意識下に作用する何かに従って、「歴史は繰り返される」ことを忘れない為に、同じ歴史を繰り返す。

「我々は何処から来て、何処へ向かうのか。」

ミクロとマクロの極限の果ては、同じ結論に達する。

遺伝子のヴィークル(乗り物)としての役割とは別に、大局的な視点による、歴史の中での役割を、見えない意図に絡み付かれたように、無意識的に選んで行く。

傾向。

内田樹先生が喝破されたように、倍音を奏でるヴォイスの中から、人は、生命は、己個人に宛てられたメッセージを聴き取る。

その人の年齢やその時の気分、その人の生き様に合わせて、聞こえる私的なヴォイスも変わって行く。

個人的に宛てられたメッセージに従って、我々は、無意識に、そのメッセージを遂行せんと試行錯誤し生きている。

「無垢な媒介者」として、耳を澄ませ、倍音の中に潜む固有のヴォイスを感得し、他者に別の倍音を響かせ異化を伝播する役をも担いながら。

「大切なものは目に見えない」

精進し、内省し、己の過去を反省し、新生し、ヴォイスが聴き取れるように浄化して行く。

精進します。

清里フォトアートミュージアムさんよりDMとバッグを戴きました。

清里フォトアートミュージアムさんよりDMとバッグを戴きました。

ありがとうございます。

フェルト生地で使い心地がよいです。

明日から早速使わせて戴きます。

ヤングポートフォリオから15年くらい経ちました。

これからますます精進して参ります。

腰痛と膝通が治り復帰しましたら、また清里フォトアートミュージアムさんに伺わせて戴きます。

今後ともよろしくお願い致します。

【No music, No life】JUN SKY WALKER(S)「START」

お元気ですか?

貴女に最後に逢ってから、あっという間に二十数年が経ちました。

写真学校の1年目修了展観に来てくれて有難うございました。とても、嬉しかったです。

貴女と一緒に歩いた柏尾川沿いの桜並木をよく想い出します。

1度目は夜桜で、貴女の親友の飲み会に出くわし、一杯だけ飲んだのを覚えてます。

2度目は貴女が辞めたのを知ってから。

貴女と一緒に働いていていつも上手く話せなかったのですが、あの時だけ、沢山、私が考えている事を、これからやりたい事を、お話し出来ました。

貴女にだけ写真家になりたいという夢を言う事が出来ました。

貴女が背中を押してくれたお陰で、私は今も、写真家です。

あれから色々あり何もかも失っても、写真家の魂だけは、詩人の魂だけは、ホメロスの末裔としての自覚と決意は失いませんでした。

そしてこれからも。

貴女の、あの時の言葉を、これからも忘れずに、一歩ずつ、精進していく所存です。

貴女と一緒に見た江ノ島の面影や、湘南の潮風、みなとみらいの古い観覧車、鼠の国のひと時、舞台で一緒に歌ったあの歌は、今でも私の背中を押してくれてます。

JUN SKY WALKER(S)の「START」を最近iTunesで購入し、本気で聴き込んでいます。

貴女が「この歌が好きなの。いつまでも覚えていてね」と言っていたのを一生忘れません。

あの時、貴女が、言った、あの一言の意味を、何度も何度も、考えています。

そして、貴女の沈黙の意味も。

私は、自分の事で手一杯で、あの時、貴女の言葉の意味を、考える余裕がありませんでした。

あの時の私は、あの素晴らしい時間がいつまでも永遠に続くものだと信じて疑いもしませんでした。

何も知らない世間知らずの「勇気のないライオン」は、貴女に、皆んなに支えられ保護されていたのだと気付くのに、二十数年かかりました。

研究発表のOHP担当してくれてありがとう。

貴女と一緒に、いつまでも歌を歌えなかった事が悔やまれます。

弟のような存在を超えられなかった「勇気のないライオン」は、いつも心の穴として、痛みをそこに感じ続けています。

次に巡り逢った時は、貴女と、一緒に、歌を、歌いたい。です。

私を導き、見守り、送り出してくれた貴女と。

貴女と同じ夢を見る事が出来たなら。

私の魂はいつでも貴女の面影を求めて彷徨っています。

きっと、それが、写真家の動機の一つになっています。

お体ご自愛下さい。

【融通無碍】ハードボイルドな精神

3日連続で座薬を使用し、この寒波で雪降る寒さを凌ぎました。

筋筋膜性腰痛、首痛、膝痛に座薬と湿布、飲み薬と納豆卵野菜炒め丼で栄養摂取し乗り切りました。

そこで、お風呂に入り、手洗い洗濯、そしてリハビリ運動を行いました。

風邪引いてた間と、寒波による膝や腰の痛みに耐えていた間は、ストレッチなど軽めの運動しか出来てませんでした。

明日から篠宮クリニックさんでリハビリ牽引療法を行いながら、診察してもらい、右膝へのヒアルロン酸注射と座薬を処方して貰う予定です。

日々精進して参ります。

以前、写美の笠原美智子課長(現ブリジストン美術館副館長)に、

「どんな状況に陥っても、本物の写真家は写真を撮り続ける」

というお話を伺いました。

カメラが無くなっても、どんな状況に陥っても、やはり写真家であり、デジタル庵室やら写真を撮ったりしております。

「どんな状況に陥っても、軽口とユーモアを忘れない精神」がハードボイルドだと鴻上尚史先生が仰ってましたが、きっとそこに通じるものがあります。

何をしていても、どんな状況に陥っても、写真について、生き様について、観て、考えて、撮影しています。

シャッターを切らなくとも、写真の事を思考している限り、ブレていないのだと痛感しております。

そして何より、いろんな方向を模索しましたが、筋筋膜性腰痛と首痛、膝痛があるため、中腰の姿勢が負担がかかり、いろんな仕事に支障が出来てしまい、昨年、それでアルバイトした結果、腰と膝を悪化させてしまいました。

ハローワークや職業訓練校、福祉事務所の仰る通り、これまでの経験が一番長い写真家として復帰する以外ない状況です。

とにかく、先ずはリハビリに専念し、完治した上で、写真家として復帰すべく、日々精進して参ります。

第4回村上RADIO「アナログ・ナイト」

2ヶ月に一度の「村上RADIO」も第4回になりました。

村上春樹先生の所持するアナログ・レコードを丁寧に拭きながら、慎重に針を落としてかけている姿が想像出来ました。

◉第4回村上RADIO公式HP
https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

音楽と、音楽にまつわるちょっとしたエピソード、そして村上春樹先生の何気無い日常が垣間見えるお話が、とてもお気に入りです。

もちろん、今、ラジコのタイムフリーでもう一度聴きながらブログ書いてます。

そして、今回も番組の締めの一言が胸に突き刺さりました。

「人は心の穴を埋める為に音楽を聴き、小説を読む。或いは、音楽を奏で、小説を書く。」

その叫びの様なものが、共感を呼び、倍音を奏で、異化作用を及ぼしていく。

村上春樹先生のいつものお言葉ですが、いつ聞いても、どんな言葉から引用しても、心に響きます。

そして。私は、心の穴を埋める為に、写真を撮り、発表する。

心のその箇所に、かつてあった「何か」を、誰かに伝える為に。

ホメロスの末裔たる語り部として。

2月28日に村上春樹先生の長編小説「騎士団長殺し」が文庫化されるとのこと。

村上春樹先生の小説は読んで来ましたが、これだけはやんごとなき事情によって読めていません。

なので、早速、予約しました。

楽しみです。

第5回の村上RADIOは4月ですね。

楽しみに待ってます。

【読書】「日本カメラ2月号」

アマゾンより「日本カメラ2月号」が到着し、早速拝読しました。

表紙をめくって真っ先にある記事は、森山大道先生の勲章受賞記事。

森山大道先生、改めておめでとうございます。

同時に、復刻本が続々刊行されるとの事。

「写真よさようなら」も「光と影」も「狩人」も。

楽しみです。

何度も古書で購入し手放してしまったので、今度は新品。

森山大道先生ありがとうございます。

お小遣い貯めておかなければ。

大道先生も「カメラのないカメラマン」時代があったのだと、嬉しい話も載っておりました。

連載「深瀬昌久伝」ますます瀬戸正人先生の筆が冴えます。

助手として、間近で観て感じて来た瀬戸先生だからこその深瀬昌久先生の様々な表情や佇まいが感じられます。

「ラムダ」工場リポート記事のよかったです。

日本製を貫く職人さんの工場だったとは。

ラムダさんのカメラバックを何度も使わせて頂きましたが、本当に頑丈で、縫製もしっかりしていてお気に入りでした。初の沖縄に大きなバックパックのカメラバックを背負って、三脚とテント持って西表や島々を旅した記憶が蘇りました。

今回も読み応えがある内容でした。

ありがとうございます。

【欅坂46】「黒い羊」MV

欅坂46公式サイトで2月27日にリリースされるニューシングル「黒い羊」のMVが公開されていました。

◉欅坂46公式サイト:http://www.keyakizaka46.com/


今までのMVとコンセプトをガラッと変えて、1カット長回しによる演劇的、ミュージカル的な内容になってます。

観ていて自然と涙が溢れました。

21世紀に現れた「To-y」よ。

若しくは、21世紀に復活した尾崎豊よ。

我々のやり残した宿題を片付けるために、貴方はその役を敢えて選んだのか。

平手友梨奈さんの髪型が、ますます、「To-y」に、尾崎豊さんに、重なって視えます。

「良い眺めなんて、別に高い所に登らなくったって、見れんだぜ」

「こんな所が頂点なんてつまんないね。

こっから始めるよ。

今度は『To-y』じゃなく、藤井冬威でね。」

(上條淳士先生著「To-y]より)
「To-y」を観て、私は歌を諦め、詩人として、写真家として、生きて行こうと、決めました。
 
まさか、この時期に、私がこうなっている間に、もう、写真家として、詩人として、やるべき道を突き進むだけ。
 
という段階になって、平手友梨奈さんが欅坂46として出現して来ました。
 
丁度、日立で日立京浜専門学院の全日教育を受けている間に尾崎豊さんのラストコンサートがあって、尾崎豊さんが逝ってしまったように。
 
昨年、「To-y」がデビュー35周年で盛り上がっていたように。
 
色んなものがリンクしている。
 
そして、それぞれが、己の選んだ役割を、信念を持って全うして行く様に。
 
ある種の生き方を、長いものに巻かれる生き方が出来ない不器用な人間が生きて行く道は、どれを選んでも、険しく厳しい。
 
だからこそ、平手友梨奈さんが選んだ道を、尊重し、見守って行きたいと思います。
 
「死ぬまでヤングで行こうぜ、ブラザー」

(津野米咲さん「journey」より)

「君が独りの時、本当に独りの時に、誰もできなかったことを成し遂げろ」( ジョン・レノン)

ツイッターでジョン・レノン先生の名言が流れてきて、とても刺激を受け共感しました。

「君が独りの時、本当に独りの時に、誰もできなかったことを成し遂げろ」
( ジョン・レノン)

「人間は、実は、独りなのだ」と鴻上尚史先生を始め、多くの人が仰ってます。

だからこそ、ほんの少しでも互いに分かり合えることが出来れば、と言う希望を持って、人は自分の想いを形にしたり表現し交信しあう。

先人たちから学び、受け入れ、咀嚼し、「いま、ここ」を生きている自分の生の切実なリアリティーを体現し、次の世代へと託します。

その時、本当の、孤独と言うものと向き合い、問いかけ、仮説を立て、反証し、命を削って、他の誰かでは無い「何か」を現すために、敢えて孤独を求め、ある人は深い井戸に潜り、ある人は地下を通って鉱脈を探し、ある人は森の中を彷徨う。

孤独に耐えられなければ、その探求する途中に横たわる邪悪な何かに取り込まれてしまう。

村上春樹先生は、「悪意の暗闇を潜り抜けて、自分の鉱脈を見つけ出して、戻ってくる」と話してます。

「孤独に歩め。悪をなさず。求めるところは少なく。林の中の象のように」(釈尊)

2011年からこれまで、ようやく本当の孤独というものに向き合うことが出来ました。

孤独に耐えながら、自分の鉱脈を掘り続ける作業を行っています。

背骨の変形による筋筋膜性腰痛と首痛、膝痛と闘いながら、己のやるべき事を、全身全霊でもって、命を削りながら、一体一体の仏を削り出すように、その仏に命を吹き込むように、丁寧に真心を込めて体現しています。

「その時が来たのだ」と感得できました。

それが、今まで生きて来た理由の一つなのだと確信してます。

ジョン・レノン先生とオノ・ヨーコ先生の名曲が、私を勇気付け叱咤激励して下さいます。

デジタル庵室作業【追記】

午前中は寝ながらストレッチをして体をほぐし、活動できる状態になってから、朝ご飯。

納豆卵野菜炒め丼で栄養摂取。

身支度して篠宮クリニックさんへ通院し、リハビリ牽引療法と診察、ヒアルロン酸注射。

本日は診察が激混みで1時間半待ち。

お忙しい時にヒアルロン酸注射お願いして申し訳ありません。

筋肉注射は看護師さんに打って頂いてますが、膝へのヒアルロン酸注射は院長先生にしかできない。雑菌を防ぎ、どの角度からどう打つか。前回、前々回の打ち方をカルテで確認して、潤滑油が足りてない箇所に、サクッと注射して頂くのです。

今回は風邪で間隔が空いてしまったので、昨日の通院帰りから右膝が痛く、ちょっとの動作でも痛みが激しいので、昨日の午後はずっと寝て安静にしてました。

いつも以上にヒアルロン酸注射を打った後、痛みが激しく、潤滑油として馴染むまで時間もかかり、帰りも足を引き摺りながらゆっくりゆっくりと。

まいばすけっとさんで、卵3パックと納豆6パック。

これで今月分はバッチリです。

お昼納豆卵野菜炒め丼を食べ、痛み止めを飲んで、10分ほど寝てから、デジタル庵室開始。

◉フィルムスキャナーを片付けた状態からセッティングします。

iPad Proの後ろに専用バッグに収まって格納されているフィルムスキャナー。

◉スキャナーセッティング後

寝転んだ状態で、ネガフィルムをフォルダーにセットし、誇りをブロアーで払って、白手袋で念入りにフィルム面を掃除してセット。

300dpiで最大7200dpiまであげてスキャンするのですが、プレスキャン後にトーンカーブやら露光量、コントラスト、カラーバランスなど一枚一枚微妙に変えつつ本番スキャン。

一枚に2〜3分かかります。

途中、腰と膝の痛みから、あるいは痛み止め薬の副作用から眠気に襲われ、仮眠します。

「大竹まことさんのゴールデンラジオ」「デイキャッチ 」「ファンフラ9時間目」とラジオを聴きながら、何とか無事にフィルム一本分スキャン完了。

すぐにフィルムスキャナーを格納します。

晩御飯、納豆卵野菜炒め丼を食べ痛み止め飲み、NHKラジオニュース聴きながら歯磨き中。

これからiMacのAdobe Photoshop CS6でスポッティング、色調整、カラーバランス、アンシャープマスク、ネット用画像加工を施して行きます。

1月に少しずつこのペースでデジタル庵室を行ってきました。

腰と膝の痛みが激しかったり風邪などで身動き取れないときは諦めて安静にして寝ております。

フィルムの時はデジタル時代よりも撮影カット数が少ないですが、大体、これはと思うカットは1本のフィルムに凝縮されてます。

追想し、あの時のあの言葉の意味を問い直し、あの時選ばなかった道を歩んでいるであろうもう一人の自分を想像する。

仮説と反証。

相対化。

さて。ボチボチデジタル庵室開始します。

筋肉注射を打っていないので腰の痛みが激しいです。

湿布貼りました。

※腰と膝の痛みによって起きてられずに一枚だけで寝てしまいました。とほほ。

【デジタル庵室】ネガカラーフィルム劣化問題

今まで時期ごとに色んな形態のシステムを使って写真を撮ってきました。

写真学校時代はモノクロームネガフィルム。

フィート缶からパトローネに自分でフィルムを巻き付けて撮影し、自分でモノクロ現像してました。

その後、カラーポジフィルムを使い、ブローニーサイズから135ミリに移行し、カラーネガフィルムへと。

そしてデジタルと並行して使ってましたが、作品の方もデジタルに変えたのが2006年夏頃です。

今一番問題なのが、カラーネガフィルムです。

2001年〜2006年当時カラーネガフィルムを使ってましたが、現像を安いDPEに出していました。

酒屋や薬局屋やコンビニに回収にくる業者で、同時プリントで5〜600円くらいでした。

はい。どうやら現像、定着がうまく行ってなかったみたいで、色崩れしてたり、カビ生えてたり、現像機トラブルに巻き込まれたネガが散見されます。

当時は同時プリントなので、撮影したカットが全部プリントされていると思ってネガをよく見てませんでした。

2011年、2012年にようやくカラーネガフィルムを見てスキャンしたけど、その時もかなり色崩れや現像トラブルものがありました。

そして今、じっくり、1カットずつ丁寧に見てますと、確かに撮影した思い出が蘇りますが、同時プリント時にプリント見てなかったカットがたくさん出てきます。ヾ(´∀`*)ノ

2011年にも見逃していたカットも沢山あります。

今だからこそ出てきたとも言えますが、何とか丁寧にスキャンして掬い上げてます。

色崩れやカビ、現像トラブルなどのはそのままの状態で行こうと決めました。

まるで、津波が来るのを予期していたかのようなネガフィルムを見ていると、とても愛おしくなります。

もちろん、ゴミなどのスポッティングは一生懸命します。

色合わせも、自分の想い出の色に近づくように心掛けてます。

「写真とは、想い出である」
(森山大道先生)

デジタル庵室で丁寧に、一枚の写真が一体の仏像を作るように、魂を吹き込んで行こうと思います。

腰と膝が痛いので、コルセットを巻きながら、寝転んだ状態で、デジタル庵室を行ってます。

精進します。

【融通無碍】帰一

風邪薬飲んで、眠りながら目覚めながら、微睡みの狭間でつらつらと沈思黙考してますと、どこから考え始めても、禅問答のサーキットにはまり込み、自意識の迷宮を抜け、メビウスの環から弾け出すと、「帰一」へと戻ってしまいます。

そして「帰一」のピースが全てハマり、縁・円・球になった刹那、またリセットボタンから手を離したように、堂々巡りが始まります。

吉本隆明先生が仰られたように、最初の数世紀でほとんどすべてが言い尽くされており、それ以後は枝葉末節にすぎない。

その時代時代に合わせた現実、リアリティーをその時代時代の言葉で参照し引用しているのみ。

それでも。だからこそ、その時代を生きているもののやるべき事として、伝燈を受け継ぎ、その時代の切実なリアリティーを次世代へと受け渡す役割があるのだなぁと、改めて確信しました。

「過去は常に新しく、未来は常に懐かしい」
(森山大道先生)

どうせ全ては「帰一」へと、戻ってしまうのならば、己に与えられた役割を、抗えない運命の力によって、女神様によって導かれたあるがままを受け入れ、咀嚼し、使命を果たす事が、生きることの意味であるのだと感得します。

一即多、多即一

個であり全、全であり個

ミクロの視点とマクロの視点、俯瞰的に、捻れた四次元のマトリクスの彼方からの視点を絶えず意識して、絶えず自己に問いかけ、反証し、「贈与と返礼のルール」の中に含まれて行こうと、コミットメントして行こうと思います。

「ソーブ・キ・プ(生き延びられるものは、生き延びよ)」

【デジタル庵室】カラーネガを見直しつつスキャンへと【追記】

本日のデジタル庵室一段落。

2011年から2012年にかけて、一度見直して123カットをスキャンして石巻川開きの時に写真展をさせて頂きましたが、

震災から7年経ち、時事刻々と変化する石巻を感得し、ネガをもう一度見直してセレクトを再考してます。

どんどん、これまで見えなかったカットが見えてきます。

年齢と共に成長したのと、俯瞰的に、歴史的に、見られるようになったのだと解釈してます。

年齢を重ねることの良い点として。

 

腰の痛みと膝の痛みが激しいので、寝転び状態でデジタル庵室を行いつつ、腰や膝を途中で安静にして負担をかけないようにして精進してます。

ちょっとの動作でも、コルセット巻いてても痛みが走るので、なんとか耐えつつ精進しております。

杉本博司先生や西行上人、円空上人のように仏に魂を吹き込むように、1枚1枚の写真に魂を吹き込んで参ります。

杉本博司先生の暗室に対する徹底的な拘りに敬意を評します。

妥協のない暗室設備。

徹底した管理体制。

優秀なスタッフによる品質の維持向上。

機能的に使いやすく特注し、(杉本先生自ら手作りし)暗室作業によるプリントに対する姿勢と眼差しに共感します。

スポッティングは明日以降に。

スキャナーに付属してるソフト「Silver fast 8」も大分感覚が掴めてきました。

ネガの種類でも微妙に変わるし、調整の仕方もいろいろあるので、どの組み合わせがベストか、耐えず反証しつつ、最善を選択し続けて参ります。

宜しくお願い致します。

【デジタル庵室】スキャンデータ調整

朝からこの時間まで寝て安静にしていたので、だいぶ回復しました。

その為、2017年にスキャンしてあったデータと先日スキャンしたデータを寝転がりながら、スポッティングして、調整して見ました。

案の定、フィルムスキャンしてるので、スポッティングが大変ですが、杉本博司先生のドキュメントDVDを2012年まで所持していて、その中で、スポッティング作業もされてました。(優秀なスタッフの方と共に。拘り抜いた暗室設備と管理体制と共に)

デジタル庵室では私一人、侘び寂びの境地に浸りつつ、利休先生を想い、千宗屋先生を想い、西行上人や円空上人のように、一体一体に魂を吹き込む如く写真一枚一枚に全身全霊で望みます。

◉2004年12月/石巻市開北/旧北上川

◉2004年12月/石巻市開北/旧北上川沿い

今日からフィルムスキャナー作業へ

風邪も丸一日寝てほぼ治りました。

昨日、デジタル庵室で、2011年7月20日〜21日の石巻の写真をセレクトし、調整し、一段落しました。

毎日少しずつアップし更新しつつ、本日より、少しずつフィルムスキャナーでスキャンしては、スポッティング、色調整、サイズ調整などして行こうと思います。

腰と膝が痛いので、リハビリしながら、寝転んでデジタル庵室作業をしてます。

まるで涅槃像のようです。

寝転んで作業していても、ある程度経つと腰と膝の痛みが激しくなるので、少しずつ作業しては安静にしながら、という感じで行って参ります。

もちろん、2011年から2018年の石巻の写真も調整してセレクトして行きます。

篠宮クリニックの院長先生が仰られましたが、冬は腰と膝の痛みが悪化するとの事で、「無理せず」「焦らず」地道にリハビリしながら、精進して参ります。

宜しくお願い致します。

※iPad Proの写真に取り込んで、スライドショーで確認出来るのでとても重宝してます。

コニカミノルタプラザの皆様、ありがとうございました。

2017年1月23日に「コニカミノルタプラザ」の運営終了していたのを、今し方知りました。

◉コニカミノルタ公式サイト
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/newsroom/2016/0831_01_01.html

2000年7月にはコニカ・フォトプレミオで個展『ハッシャ・バイ』をさせて頂き、

2009年5月には、新装されたコニカミノルタプラザさんにて個展『古巴肖像』をさせて頂きました。本当にありがとうございました。

長年の写真業界へのご貢献、本当にありがとうございました。

コニカミノルタプラザさんのお陰で、私も写真家としての第一歩を踏み出させて頂きました。

また、数々の素敵な写真展を開催して下さり、ありがとうございました。

コニカミノルタさんの業容転換による持続的成長が上手くいきます様念願しております。

【デジタル庵室】キャリブレーション済みデータとの照合合格

2011〜2012年に使用していたシステム環境でキャリブレーションした基本データを基に照合し、問題なく使えている事が判明しました。

当時のシステム環境は、

  • Mac Pro(12コア、メモリ最大、スーパードライブx2、2TB~HDD全搭載)
  • EIZO ColorEdge CG243W-BK
  • 三菱 AdobeRGBモニター
  • i1Publish Pro 2
  • color monkey photo

2018年に

  • I/Oデータ AdobeRGBモニター
  • i1Display Pro KHG1035

でも確認しましたが、

キャリブレーターが変わっても、iMac(Mid,2011)のモニタ調整と環境光を注意しつつ、キャリブレーターで調整済みのシステムで色調整をしたデータを照合し、問題なく使える事が判明しました。

RAW現像データも、TIFFデータも、AdobeRGBデータも、CMYK変換後のデータも、SRGB変換データも問題ないです。

12コアと今の4コアではそれほど(私の使用範囲では)負荷のかかり具合が変わらない感じです。

まあ、今は、iPad Proで音楽聴いたりラジオ聴いたりしてるので、その分、負荷が掛かってないのですが。

とにかく、今の環境で、問題なくAdobe Photoshop CS6で調整できる事が判明し、満足です。

後は、スポッティングを始め、デジタル庵室のお仕事が山積みですヾ(´∀`*)ノ

スキャナーでスキャンして、スポッティングして、色調整して、プリント外注する為のデータ作成までするのに、時間がかかります。

腰と膝の痛みにより、デジタル庵室の継続時間が制限され、安静にして眠らないと痛みが酷くて大変です。

まあ、無理せず、焦らず、キチンとデジタル庵室作業を精進したいと思います。

D3、D300S、GR DIGITAL IVデータ、SONY DSC-RX100データのRAW、JPEGデータどれも無問題でした。

【デジタル庵室】フィルムスキャナー設定、テスト完了

本日、無事にフィルムスキャナーが届きました。

有難うございます。

早速セッティングして設定、テストして見ました。

三代目のPlustek OpticFilm 8100であり、問題なくソフトをインストールし、シリアルナンバーを登録して設定完了。

テストスキャンも無事に完了しました。

背骨変形による神経圧迫に伴う筋筋膜性腰痛とひざ痛が激しいため、寝転がってスキャン出来る様にセッティングしました。

フィルムスキャナーは専用ケースがあるので、普段はしまっておけるし無問題。

これでようやく、デジタル庵室が、最低限揃いました。

これで、リハビリに精進しながら、腰や膝に負担かけずにデジタル暗室でポートフォリを作りに精進できます。

宜しくお願い致します。

※三回とも、フィルムスキャナー+追加フォルダーセットを注文していたのですが、今回だけ、フォルダーが2セット入ってました。

ってことは、過去二回は追加フォルダーが入ってなかった。。。。(笑)

今後はもう手放さないので良かったです。ヾ(´∀`*)ノ

 

【デジタル庵室】三代目フィルムスキャナー発注

auかんたん決済にてフィルムスキャナーを発注しました。

このタイプは上位機種も合わせますと三代目。以前はニコン、オリンパスなどのフィルムスキャナーを所持していた事もありましたが、やんごとなき事情により、手放しました。

今は、カメラメーカーなどはフィルムスキャナーから撤退してしまい、高画素のフィルムスキャナーとなりますと、このPlustic製の二機種になります。

昨年も少し試して問題なく使えるのが判明してるので、到着が待ち遠しい機体です。

果たして、今日明日中に到着するのか。

予定では今日明日到着予定となってます。

2011年〜2012年に上位機種でスキャンしたデジタルデータの殆どが紛失してしまったので、改めてスキャンする必要があります。

首を長くして待ってます。

「クミコさんのオールナイトニッポン・プレミアム」(ニッポン放送)

大晦日の18時から20時30分にかけて、「クミコさんのオールナイトニッポン・プレミアム」(ニッポン放送)が放送され、生放送を拝聴しました。

そして年明けた元日の朝も、radikoのタイムフリーでもう一度拝聴しながら朝食を頂きました。

◉「クミコさんのオールナイトニッポン・プレミアム」(ニッポン放送)
http://www.allnightnippon.com/news/20181221-35566/

クミコさんの素敵なお喋りと上柳アナウンサーとの絶妙な掛け合い、松本隆先生との生電話での打ち解け話など盛りだくさんな内容で、改めてクミコさんのお人柄が伺い知れました。

そして何よりも、藤原さんのピアノ伴奏での生ライブにとても感銘を受けました。

小説家・織田作之助先生が描いた名作「競馬」を基に寺山修司先生が語りと歌に書き起こした名曲「織田一枝」が心の琴線に触れ、過去のいろんなあれこれがフラッシュバックして自然と涙が滲んで来ました。

「祈り」も「最後だとわかっていたなら」も「わが麗しき恋物語」も大好きで、iTunesで購入して何度も拝聴して来ましたが、大晦日に拝聴させて頂き、涙が溢れて来ます。

「織田一枝」という曲は初めて聞きました。

マッチアンドカンパニーの町口覚さんと森山大道先生が出版された「Daido Moriyama:Odasaku」で、織田作之助先生を初めて知り、「競馬」の話に涙しつつ、森山大道先生の写真と織田作の世界観が共鳴し倍音を奏で、私宛に向けたパーソナルなメッセージを受け取りました。

◉マッチアンドカンパニーHP
http://www.matchandcompany.com/index.php

クミコさんが生歌で歌って下さった「織田一枝」がさらにそこに共鳴し、倍音が更に重層化し更なる次元へと誘って下さいました。

クミコさんのデビュー25周年メモリアル・エッセイ「わが麗しき恋物語」(講談社刊)を拝読させて頂き、クミコさんの人生に触れさせて頂き、クミコさんの歌の持つ人生観、世界館がクミコさん御自身と共鳴し一体化されていて、カバー曲もオリジナル曲も一曲一曲に込められた想いが心の奥底にダイレクトに伝わって来ます。

東日本大震災の当日、コンサート直前のリハ中に被災され、石巻の皆様と一緒に避難され、それ以降、石巻や東日本大震災の被災された皆様の心の復興にご助力されていらっしゃっていて、大変感銘を受けました。

クミコさんの生き様が、被災された皆様の心に寄り添われ、多くの皆様の心が暖められました。

やんごとなき事情で病気療養中の私の心も暖めて下さり、誠に有難うございます。

歌とは、人生であり、生き様なのだと、改めて感得させて頂きました。

調べた所、名曲「織田一枝」がCD化されているのは2004年11月に渋谷Bunkamuraシアターコクーンで行われたライブの音源化されたものだと判明しました。

予算の都合上、暫くかかりますが、是非ともCDを購入させて頂こうと予算に計上させて頂きました。

◉クミコさんオフィシャルサイト
http://www.puerta-ds.com/kumiko/discography/index.html

そしていつかは、クミコさんのライブにも伺わせて頂こうと思います。

年末年始から素敵な番組に出逢えて平成最後の年末年始を素敵に過ごせています。

ありがとうございます。

SONY DSC-RX100 到着

SONY特約店のコジマネットさんより、SONY DSC-RX100(コードネーム:百式)の機体が到着しました。

2ヶ月待っていたグリップとストラップを装着し、充電し、換装完了。

大まかな設定を施し、RAWで試し撮り。

RAWデータにするかJPEGにするか、設定を試行錯誤しつつ、完熟していきます。

風邪で熱があり、完熟テストは暫くかかりそうです。

RAWデータをPhotoshopCS6で未調整のままWeb用に変換してみました。

『日本カメラ1月号』(日本カメラ社刊)

本日、近所のブックスオオトリさんで『日本カメラ1月号』(日本カメラ社刊)を購入しました。

今月号も読み応えたっぷりで堪能しました。

瀬戸正人先生が描く「深瀬昌久先生の情景」が今月号も心に突き刺さります。

そして、風間克美氏の「地方私鉄1960年代の回想」と復刻版「provoke」。

どちらも1960年代。

私の生まれる前であり、まだ、理想を共有することが出来ると信じられていた時代。

そして、理想が現実に敗れ去った時代。

高度経済成長と戦争特需に支えられた反戦運動と理想主義。

その反動が、個々人に対して

「どのように敗れ去ったか」

を今現在、問われている気がします。

復刻版「provoke」を2月の予算に計上し、待ちわびようと思います。

ゴドーを待つように。

屋根裏で待ち続けた赤毛のアンのように。

情報戦と目に見えない地球規模の覇権争いの先にあるのは、一体何なのか。

現在を生きている我々に問われているのは、情報とAIの特異点を彷徨うマトリクスの中で、

人間とは何なのか。

心とは何なのか。

人とAI、ゴーストを区別することは、我々には出来ない。

自己犠牲の精神に根差した、近松門左衛門先生の描き残した、洞窟壁画に遺された、目に見えない大切なものを保持し共有し探求し続ける好奇心を、どんな状況でも持ち続けるハードボイルドな精神なのだと、改めて確信した年末でした。

「どんな状況においても軽口とユーモアを忘れない精神」

をハードボイルドと言うと、鴻上尚史先生が仰られてました。

悪魔に魂は売らない。

何があっても、慈愛の精神と人間性を失わず、オートポイエーシスの綱渡を切れることなく渡り続けようと思います。

日本カメラさん、佐々木秀人編集長、来年も宜しくお願い致します。

武田花先生の連載も大好きです。

飯沢耕太郎先生の写真展・写真集評も刺激になります。

クイーンズ伊勢丹さんお薦めチリ産赤ワインで酔っ払った頭を白湯で冷ましつつ、

アレサ・フランクリンさんを偲んで拝聴して年末を過ごすのでした。

 

さて。本日の運動しようっと。

 

DSC-RX100を発注

本日、予算が通り、家賃を振り込み、auさんにも振り込み、そしてコジマネットさんにてSONY DSC-RX100を発注しました。

これで、SONY DSC-RX100は三代目となります。

昨年の12月3日に初代が。やんごとなき事情により手離して、7月に再度購入。8月に手離して、カメラの無い写真家として日々リハビリに精進して参りましたが、この度、ようやく発注できました。

朝7時の郵便局ATMオープンと共に駆け込み、振込を済ませ、お金を下ろし、au walletにチャージして(先月チャージして貯めていた分と合わせて)コジマネットさんで購入手続きをし、無事に引き落とし出来ました。

ソニー特約店だそうなので、2代目同様にM2の基板を使ったファームウェアver.2.00の機体が到着するものと確信しております。

この2ヶ月、価格コムの値段が乱高下していたので、ハラハラドキドキしながら見てましたが、妥当な値段で購入出来ました。

SONYさんはDSC-RX100シリーズ全て現役で出されてる所が好感持てて大好きです。

初代のDSC-RX100をないがしろにしない所に、「世界のSONY」のSONYたる所以なのだと感じます。

中学校の制服を購入した時に、貰ったウォークマンからSONYさんとの蜜月は長く、ラジオもラジカセもDVDポータブルプレイヤーも歴代のウォークマン(MDウォークマン)もSONYさんでした。

思えば、6年前の2012年12月26日、震災に遭われた石巻さんに恩返しさせて頂こうと持ち出しで写真展や写真集を作成し、石巻の皆様に貰って頂いたりしてきましたが、長年の疲労が溜まり、背骨が変形して尖って神経に刺さるという筋筋膜性腰痛、首痛、膝痛と重なり、カメラからパソコン、家電、冷蔵庫、家具から日用品まで売れるもの全て売り払い、家賃から光熱費まで滞納し、もうこれ以上無いくらいまでになって、福祉事務所に駆け込んだでから丸6年となりました。

良性の腫瘍も2つ見つかり、手術して頂き切除しました。

長いリハビリに耐えながら、治ったと思って早めに始動して、悪化しての繰り返しで、まずは完全に治すことに専念して来ました。

そして、地道にお金を貯めて、中古のiMacを導入し、そしてようやくDSC-RX100(コードネーム:百式)を取り戻す事が出来ました。

これもひとえに有形無形に見守って下さった皆様のお陰です。有難うございます。

石巻の皆様に恩返しさせて頂くために、ライフワークは欠かさず続け、必ずやご恩返しさせて頂く所存です。

ラジオ石巻の相澤雄一郎相談役を始め、ラジオ石巻の皆様、石巻商工会議所の後藤副会頭、高橋武徳専務理事を始めとする石巻商工会議所の皆様、河北新報社、三陸河北新報社の皆様、石巻市役所の皆様、石巻の皆様、森山大道先生を始めとする、大勢のお世話になった皆様に感謝の意を表します。

有難うございます。

来年は年男でもあり、飛躍の年となるよう精進します。

今後とも宜しくお願い致します。

TOP museum笠原美智子課長、ご栄転おめでとうございます。

TOP museum笠原美智子課長、ブリジストン美術館副館長へのご栄転おめでとうございます。

TOP museum時代には、写真集を貰って下さり、ありがとうございました。

そしてお話も伺えた上に、TOP museum(東京都写真美術館)の図書室に収蔵して頂きありがとうございました。

◉カレー沢薫先生による笠原課長肖像(©️カレー沢薫著「ニアイズ」)

腰の状態が良くなり、ポートフォリオが出来た際、またお伺いさせて頂こうと思ってました。

賀状を認めようとした際、ふと検索したくなり笠原課長を検索したところ、ブリジストン美術館の副館長にご栄転されたと知りました。

遅まきながら、御栄転おめでとうございます。

ますますのご活躍をお祈りしております。

笠原美智子先生の御本、また取り戻して再度拝読させて頂こうと思います。

今後とも宜しくお願い致します。